2020年7月12日読書録 - 小説が説得力を持つための技術前回の読書は創造性が脳のどのような機能によって生み出されるかということでしたが、 今回は小説において、どのような点で小説家が創造性を発揮しているのか、ということについて知ることができました。 『若い小説家に宛てた手紙』バルガス=リョサ著 木村榮一訳 ...
2020年7月6日#芸術的創造は脳のどこから産まれるか?#芸術的創造は脳のどこから産まれるか? #大黒達也 先生 日本の音楽神経学の最先端を走っていらっしゃる先生が執筆した、最近出た本です。 まずとてもわかりやすく音楽の脳科学をまとめています。そもそも音楽を脳科学で説明する動きが盛んになったのはここ数十年のことで、今どんどん知...
2020年6月9日『音楽嗜好症』- 音楽の受け取り方は千差万別。読書録『#音楽嗜好症―脳神経外科医と音楽に憑かれた人々―』(Oliver Sacks)🧠🎼 数日前にネットニュースで話題になった、このピアニスト。(脳神経内科医の著者がちょうどこの本の中で紹介して有名になったようです。) ...
2020年4月25日『芸術を創る脳』COVID-19と芸術の考察読書録『芸術を創る脳 〜美・言語・人間性を巡る対話〜』 編:酒井邦嘉 言語脳科学が専門の酒井邦嘉先生が、芸術の各分野での第一人者の方々とじっくり1章ごとに対談。(指揮者の曽我大介さん、将棋の羽生善治さん、マジシャンの前田知洋さん、画家の千住博さん)。芸術の創作と鑑賞という、...
2020年4月6日カンデル『なぜ脳はアートがわかるのか』2020.4.6~アートの歴史(具象→抽象の流れ)、抽象画を見ることで脳内で何が起きるのかを理解できます~ 著者E.R.カンデル氏は 脳神経科学者。記憶の神経メカニズムに関する研究(アメフラシのエラ引っ込めの条件反射学習の性質を研究、長期記憶と短期記憶の解明に貢献)により、2000年にノー...
2019年1月1日原田マハ『本日は、お日柄もよく』『永遠をさがしに』『本日はお日柄もよく』 言葉を操るスピーチライターという職業の話。人を惹きつける、心を動かすスピーチの作り方と話し方のコツがたくさん載っていた。政治家の演説をサポートする仕事の話が移っていくのだけど、言葉だけでまっすぐに真っ向勝負するというのはとても清々しい。上っ面の言葉で...